成人式や振袖予約はいつから準備するもの?
2022年4月1日以降、成人年齢が18歳に引き下げられましたが、成人式は従来通り20歳の節目で行う自治体が多いようです。もうすぐ20歳を迎える新成人の中には、振袖の準備はいつから始めるのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、成人式の振袖レンタルの一般的なスケジュールやピークの予約時期について、くわしく解説していきます。
もくじ
成人年齢引き下げによる影響はあるの?
2022年4月1日より、成人年齢は20歳から18歳へと変更されました。これまで成人式には基本的に20歳を迎える新成人が参加していましたが、引き下げによる影響はあるのでしょうか。
民法改正後、成人式の対象年齢については地方自治体の判断にゆだねられましたが、実際にはほとんどの自治体で例年通り20歳を対象として成人式が執り行われました。18歳という年齢は、大学受験や就職活動などで負担が大きいことが要因として挙げられています。
そのため、今後も成人式の準備については、従来通りのスケジュールで問題ないと言えるでしょう。
成人式の準備とは?
成人式の準備で最も重要なのは、振袖選びです。成人式の振袖は、新しく購入もしくはレンタルが一般的です。中には家族や親族から譲り受ける方もいます。
振袖をレンタルする場合は、早めの予約をおすすめします。早めに動き出すことで、豊富なラインナップの中から好みのデザインを選べます。
また、購入する場合も仕立てが完了するまでに2~4か月ほどかかります。成人式当日から逆算して、間に合うように準備しましょう。
なお、いずれの場合も着付け・ヘアセットの予約を忘れないように注意しましょう。着付け・ヘアセットの予約は、成人式の約半年前から埋まり始めます。
予約が遅れてしまうと、希望の時間に予約が取れない可能性が高まります。美容院への連絡は、6月ごろを目安に行うと良いでしょう。
また、振袖専門店の中には、地元の美容院と提携しているところもあります。購入もしくはレンタルする際には、同時に美容院の予約が可能か確認しておきましょう。
さらに、成人式の前撮りを希望する場合は、成人式の前年の3月~4月頃がおすすめです。この時期はスタジオの予約が空いていることが多いので、自身のスケジュールに合わせて撮影できます。
ロケーション撮影にも最適な時期であり、桜をバックにした撮影も可能です。春らしい澄んだ青空が振袖の美しさをより引き立ててくれます。
前撮り予約は、成人式の半年前にピークを迎えるので、なるべく早く動き出しましょう。
成人式の振袖予約の一般的なスケジュール
成人式の振袖予約に関する一般的なスケジュールを紹介します。
成人式の2年半前(6月~9月)
成人式の2年半前の時期に成人式向け振袖の新作が発表されます。振袖のトレンドは毎年変わるものではないので、この時期からチェックしておくと良いでしょう。
店頭の展示を見たり、カタログを取り寄せたりするのがおすすめです。お気に入りの振袖を見つけた場合には、予約することも可能です。
成人式の2年前(1月~3月)
成人式の2年前は進路が決まる時期なので、余裕を持って振袖選びに注視することができます。気になる振袖は実際に試着してみると良いでしょう。
高校卒業後に親元を離れる方は、引っ越し前に予約しておくとスムーズに準備を進められます。
成人式の1年半前(5月~9月)
ゴールデンウィークや夏休みを利用して振袖を決めるのもおすすめです。親子で予定を合わせやすいので、じっくりと振袖を検討することができます。
成人式の1年半前は、振袖予約のピークの一つでもあります。人気のデザインはすぐに予約が埋まってしまうので、早めに行動しましょう。
成人式の1年前(1月~3月)
成人式の1年前の時期は、各振袖専門店が用意している「早割り」の適用期限となります。お得にレンタルしたい方は、この時期までに予約すると良いでしょう。
成人式の半年前(7月~9月)
成人式の半年前は、人気の柄がほとんど売り切れてしまい、新品がオーダーできる「オーダーレンタル」も受付終了してしまっていることが多いです。成人式当日のヘアセット・メイクの予約も難しくなってくるので、振袖着用の予定がある方は、なるべく早く決めるようにしましょう。
成人式直前(11月~12月)
成人式直前は、振袖レンタル店の在庫も少なくなり、予約受付が終了している可能性もあります。すでに予約済みの方は、振袖に合わせる小物やかばん、草履などが揃っているか確認しておきましょう。
振袖予約のピークやベストな時期とは?
振袖予約が集中する時期は、成人式の1年半前、1年前、半年前の3つです。それぞれの特徴をお伝えします。
成人式の1年半前(7月~9月)
成人式の1年半前は、進学もしくは就職して少し落ち着いてきた頃です。新生活に慣れてきたころに成人式の準備を始める方が多い傾向にあります。
成人式の2年半前頃から各振袖専門店のカタログが出始めるので、カタログを見て選ぶ方も多くいます。夏休みを利用してお店に足を運ぶ方もいます。
とくに大学生にとっては長い夏休みになるので、両親との都合を合わせて選ぶと良いでしょう。早めに振袖を決めることで、草履や髪飾りなどの小物選びに時間をかけられます。
成人式の1年前(1月~3月)
成人式の1年前は、その年の成人式の様子を見て用意を始める方が多いようです。また、SNS上には当日の振り袖姿が多く掲載されるので、参考にするのも良いでしょう。
実際に着用している姿を確認することで、イメージを膨らませることができます。なお、成人式の1年前は在庫が充実しているので、たくさんのラインナップから自由に選べるベストな時期と言えます。
成人式の半年前(7月~9月)
成人式の半年前は、大学2年生もしくは社会人2年目の夏休みにあたります。振袖を着用する予定がなかった方も、友人と話すうちに「やっぱり着たい」と思い始める頃です。
成人式を半年後に控えているこの時期は、着付けやヘアセット予約の受け付けを終了する美容院も増えてきます。振袖を着るか悩んでいる方は、早めに来店することをおすすめします。
なお、半年前は振袖予約のピークを越えており、レンタルできる種類は日に日に減ってきます。店舗によっては、気に入るデザインが見つからない可能性もあります。振袖レンタルを検討している方は、なるべく成人式の1年前を目安に動き始めましょう。
振袖予約はいつまで間に合う?
結論から言うと、成人式直前でも振袖予約は可能です。成人式の1か月前でも振袖の展示会に参加することができます。
しかし、成人式の半年前を目安として、ほとんどの専門店では振袖予約を締め切ってしまいます。予約を受け付けていたとしても、好みのデザインを見つけるのは難しいかもしれません。
直前でも予約は可能ですが、なるべく余裕を持って手配することをおすすめします。
振袖予約は早めの動き出しが肝心!
振袖予約は早めの動き出しが肝心です。なるべく早い時期に専門店に足を運ぶことで、豊富なラインナップの中から選ぶことができます。
とくに人気のデザインやトレンド柄は早めに予約が埋まってしまいます。また、新品を仕立ててレンタルする「オーダーレンタル」の場合、仕立てが完了するまでに数か月かかることもあるので、こだわりたい方は早めに準備しましょう。
お気に入りの振袖で成人式に参列するためには、早めの準備がおすすめです。
まとめ
今回は、成人式の振袖を準備し始める時期について解説しました。2022年4月以降、成人年齢の引き下げが行われましたが、成人式は引き続き20歳を対象とする自治体がほとんどです。
そのため、成人式の準備は例年通りのスケジュールで問題ありません。成人式の2年半前には各振袖専門店の新作カタログが出始めるので、トレンドをチェックしてみるのも良いでしょう。
振袖予約のピークは、成人式の1年半前・1年前・半年前の3回あります。なるべく早くお店に足を運ぶことで、豊富なラインナップの中から選べます。
人気のデザインはすぐに予約が埋まってしまうので、余裕を持って準備を始めることをおすすめします。