安っぽいと感じる振袖をレンタルしない・選ばないための注意点!
神戸は規模が大きい都市のため、振袖レンタルのお店も数多くあります。しかしお店の特色はさまざまですから、注意しないと安っぽい振袖レンタルをしてしまう可能性もあります。そ神戸で振袖レンタルを使う場合には、安っぽい品物を選ばないために3つの点に注意しましょう。
振袖には正絹製とポリエステル製の2種類あります
神戸に限った話ではありませんが、振袖レンタルのお店では正絹製の品物とポリエステル製の品物の2種類を置いていることが多くなっています。そして、安っぽい印象が出るとしたらまず間違いなくポリエステル製の方と思って下さい。
ポリエステル製は、化学繊維であり一般的な服にも使われる素材です。洗濯もできますし、耐久性も相当に高いというメリットがあります。ただし、振袖にする場合には体の線にキレイに沿いにくく、ゴワゴワした印象が出てしまうデメリットがあります。
また、ポリエステル製の振袖は柄をインクジェットプリントで一気に印刷したものもあります。最近では印刷であっても非常に美しく仕上がっているものが多くなっていますが、見る人が見た場合に大量生産品である事がすぐわかってしまうという点は否定できません。
真逆の特徴を持っているのが正絹製の振袖です。こちらは管理の難度の高さのみポリエステルに大きく差を付けられていますが、体の線に合う上吸水性と保水性に優れ化学アレルギーも出ない高級品になります。柄の方も職人が手作業で1年以上かけて作ることも珍しくありませんので、外側から見ていても重厚感が全く違います。
ポリエステル製との違いは、インクジェット印刷型の方は文字通り「印刷した」という事を裏付ける様にツルツルで、正絹製は職人仕事で作った事を裏付ける様に凸凹して細かく作ってあると思って下さい。値段面でも大きな差がついており、神戸も含めて大概の振袖レンタルでポリエステル製が4万円~5万円、正絹製は20万円以上となります。購入した場合は正絹製は100万円以上の品がある事もポイントです。
どういった行事に参加するのに使うのかで考えるのも1つ
正絹製は振袖レンタルでも20万円以上する事もあり、成人式等特別な行事が間近に控えている場合は争奪戦となることも。気に入った品物を使いたい場合は、品揃えを始めとしてしみや汚れを付けてしまったなどのトラブル時の対応がどうなっているのかなどの点も注意しながら、お店を早めに探して手を打った方がよいでしょう。
ただ、人生の門出と言えるような特別な行事に参加するのではなく、着物の着方や文化体験を学ぶ目的であれば、あえてリーズナブルなポリエステル製を選んで、着物での立ち居振る舞いを少しずつ学んでみるというのもおすすめです。
ポリエステル製の方でも4万円以上しますので、決して安い買物ではありません。ポリエステル製でも一見してわからないようなよい品も増えていますので、その辺りを考慮するのも振袖レンタルではとても重要です。
正絹製を選ぶ場合で、お店のサービスに柄や色の意味について教えてくれる物があると申し分ありません。「花柄」と「おめでたい柄」「格調の高い柄」の3種類が、着物の柄にはありますが、高級な物を追求するのであれば、柄も場面に応じた物であった方が他者とのハッキリした差別化ができます。
色彩の追及をする事も高級品を追求する上では重要
振袖の色選びも、高級品の追及においては外せないポイントになります。日本人は、四季の移り変わりにとても敏感な民族であり、昔から柄以外に色にも多くの意味を込めてきました。たとえば赤は古くから魔除けの意味がありますし、その延長で神聖さとも深い関係がある色です。
他にも赤系統で言えば、桃色は女性らしさの象徴として多く使われる事が多くなります。 対して緑色は他の文化圏等でもその傾向が確認できますが、癒しの色という事で安定感や調和を表し、青は冷静さや知性の象徴ともされます。
そして最後に紫と白ですが、紫は文化圏を問わず高貴さを意味し、白は清純や無垢といった意味があります。もちろん、最も重要なのは本人が気に入るかという点であり、その辺りは柄を選ぶ際にも共通とです。
他にも利便性の上で使いやすいか否かと言った点も決して軽視出来ない部分です。予算の上でも、現実問題として工面出来る物と出来ない物も出てきます。
ただ、それぞれにどういう意味合いがあるかという点を理解した上で、成人式ならば成人式、結婚式なら結婚式に合ったものを選べば、それだけで雰囲気が大きく変わります。
人生の門出という事を考えるならば、これからその人がどういう人生を歩みたいのか決意をするきっかけとなる可能性が見込めます。その点でいえば、高級品追求の上で色彩追求も重要な要素であると言えます。
正絹製とポリエステル製の2つが振袖にはあり、正絹製の方が高級品分類となります。どういった行事に着ていくかでポリエステル製を選ぶというのも1つの選択ですが、正式な行事であるならばやはり正絹製がおすすめです。色彩や柄の意味等もしっかり理解しておけば、理想的な振袖に出会えるでしょう。