振袖それともスーツ?成人式に着ていくならどちらを選ぶ?
金銭的な負担を理由に成人式でスーツを選ぶ方も多くなっていますが、せっかく神戸という洗練された街で成人式を迎えるのだから振袖を着て楽しみませんか。購入すると高い着物ですが、着物の品揃えがいい振袖レンタルができるショップで早割特典など活用すれば、着たい着物を手ごろな値段で着ることもできます。
そもそも成人式はスーツで参加していいのか
成人式というと女性は振袖というイメージがありますが、スーツで参加してはいけないのでしょうか。基本的に成人式に参列する衣装については細かい指定はありませんし、成人式に行くと女性は振袖が多いですが、スーツを着ている人も中にはいます。
極端な話、シャツとジーパンにスニーカーという私服でも参列を拒否されるということはありません。そもそも成人式の由来も1946年に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」が全国に広まり、1949年に1月15日を成人の日にすると制定されたのです。
成人式の由来となった青年祭に参列した当時の若者の服装は、男性は国民服、女性はもんぺだったそうです。振袖を成人式に着るようになったのは戦争中に贅沢品を禁じられ、壊滅状態だった和装業界が復興の機会として注目したのがきっかけでした。成人を祝う儀式は古くからあり、男性は元服、女性は裳着の儀が行われていました。
女性が振袖を成人式に着るようになったのは、ここ70年前後の話なのです。身も蓋もないいい方をしますが、節分の恵方巻やバレンタイン、母の日と同じように振袖も成人式と抱き合わせのビジネスでもあるといわざるを得ないところはあります。
そうはいっても振袖自体は江戸時代から着られていますし、長い袖には厄を払うという意味が込められ、着物の中には様々な縁起のいい模様や色が織り込まれているなど、若い女性が幸せになれるようにという願いが込められているのです。
振袖とスーツのメリットとデメリット
振袖は未婚女性の特権でもある衣装です。既婚者になってしまうと女性は留袖を着るようになり、袖の長い着物は着られなくなりますし、若い女性が着るからこそ華やかに見える衣装なのです。成人式、卒業式やパーティーなど着ていく機会があれば積極的に着たい衣装です。
そんな振袖のデメリットは、購入するととくに素材がよいものほど値段が高いというところです。女性が多い家族であれば着回すこともできるかもしれませんが、それでも正絹の着物を一着買うだけでも車が一台買えてしまいそうな価格です。購入するにしても振袖レンタルをするにしても、衣装だけでなく下着なども和装仕様にしないといけませんし、髪の毛のセットもあり、非常にお金はかかります。
一方スーツは振袖と違い、遥かに低価格ですし、成人式だけでなく就職活動、その後の仕事でも着ていくことができます。しかし会場では華やかな振袖に埋もれてしまいますし、どうしても見劣りしてしまいます。 たとえば成人式に参加するかどうかがわからない場合、参加するにしても顔見知りがいなそうな会場に行く場合などはスーツでもいいでしょう。
しかし小中学校の同級生に会って成人式が同窓会も兼ねる場合や、周りのご友人が着物を着ていく場合には、一緒に着ていくほうが埋もれずに済みます。後から成人式のことを思い出したときにも「やっぱり振袖を着て行ってよかった」と感じることがあるでしょう。
振袖は高そうなイメージだけど、実際はどうなのか
素材がよいほど着物の価格は高くなりますが、もちろん購入ではなく振袖レンタルをすることもできます。振袖レンタルのメリットは購入するよりも断然安いことがあります。アフターサービスが充実しているお店で借りれば、クリーニング代などもレンタル料金の中に含まれているので安心です。
着物は買う時も大変ですが、購入してからも時々風を通すなどして管理をしないと虫に食われたり、汚れてしまったりします。神戸の振袖レンタルショップですと、安いものなら3万円台からレンタルしているお店もありますし、早割特典があるお店、前撮りをしてくれるお店や、ヘアメイクなども料金の一部に組み込まれているお店もあります。
和装衣装に必要なアイテムも振袖レンタルで一緒に借りることができます。成人式の準備は大学に入学してすぐに準備するという人もいますので、参加する成人式の1年前からどうするか考えて動き始めたほうがいいでしょう。直前になるほど着たいと思った着物が予約されていたり、早割特典など使える特典も限られてしまったりするため、早めにチェックすることをおすすめします。
「成人式は着物で参加したい」と思ったら各レンタルショップに資料請求をして、着物のバリエーションや料金、特典を比較してみましょう。 神戸には世界遺産の姫路城や生田神社、神戸北野異人館など和装が映える写真スポットもたくさんあります。お気に入りの着物を着て、一生に一度しかない成人式の思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。
神戸には和装が映える写真スポットがたくさんありますし、振袖自体が未婚女性しか着られない衣装であります。成人式という一生に一度しかない日はお金に変えられない思い出がたくさんできる一日でもあります。ぜひお気に入りの着物を着て、楽しい思い出をたくさん作ってみてください。